半年〜一年間以上の長期語学留学プログラムでは、短期間では経験の出来ない様々なことを学べます。語学はもちろんのことですが、その国での生活、習慣、文化、人種など、本当に様々なことを意識していくことになると思います。そして、自分は日本人であることも意識するでしょう。 何故ならそこは今まで自分が住んでいた日本とはまるで違う世界だからです。 「日本だったらこうなのに…」 そう感じることが多々でてくると思いますが、その感覚をカルチャーショックといいます。 「日本だったら…」と考え込まないように! そこは日本ではないんですから考えるだけ、要求するだけ無駄です。 | |
異文化とその国での常識を理解すること!例えばアメリカ人留学生が日本のホストファミリーの家庭にやって来て、お母さんが「今日の夕食は何が食べたい? 牛丼とか肉じゃがはどう?」と聞いたらアメリカ人留学生が「今日はチーズバーガーがいい!」と言ってきたら、お母さんはきっと「夕食にハンバーガーなんて、あなたは何を考えているの? ここはアメリカじゃないのよ!」と思うでしょう。つまり、アメリカでは夕食にハンバーガーは常識でも日本では非常識。なので、アメリカ人留学生は日本の家庭での夕食にハンバーガーを期待してはいけないということです。私の場合はアメリカのホストファミリー宅で夕食の食卓に普通サイズのハンバーガーが1個だけお皿の上に置かれて出されたことがありますが、アメリカに来て間もない私は「夕食にハンバーガー1個で終わらすとはふざけてるのか?」と本気で怒ったことがあります。しかし、アメリカではこれが常識で怒る方が間違っていたのです。この国ではこれが常識と学びました。 国が変われば習慣や文化が違うのは当たり前の話で、例えば東京では日常的に納豆を食べているのに大阪では納豆を食べられない人が多いなど、日本国内でもこれだけの食文化の違いがあるわけですから国が変わって何も変わらないわけがないのです。 だから難しく考える必要はありません。国が変われば食文化も人の考え方も常識も変わる。当たり前のことですから、「この国ではこうなんだ」とそのまま受け止めるようにしましょう。 そうしていくうちに、知らず知らず自身の視野が広がって物事を大きく捕らえられるようになってくるはずです。こうなれば海外での生活には全く問題がなくなり、生活が楽しくなりますよ♪ 自己主張すること!日本は人の心を察する文化があり、人を思いやる心を象徴する素晴らしい文化があります。しかし欧米では人の心を察する文化がないため、思ったことは直接本人に伝えないと理解してもらえないのが普通です。しかし、それがどういうことなのか、海外にあまり出かけたことが無い人にはイマイチぴんとこないかもしれません。 | |
例えば日本でこんなことがあったのですが、成田空港に向かう電車の出入り口のドアのすぐ前に欧米人が数人固まって、完全に出入り口をふさいでいたので「そこは人の出入りがあるからもっと奥に行きなさい」と私が注意し、そこからどいてもらったことがあります。 日本人の常識で考えれば周りを気にしていない、常識を知らない人達になりますが、彼らには悪気はなく、彼らにとってその振る舞いはいたって普通のことなんです。欧米では他人のことは全く気に掛けず(相手が知り合いであればそうでもないが)、自分のことだけしか考えていないのが一般的です。日本人であれば、「ここに陣取って出入り口をふさいだら他の人が出入り出来なくなるから、もっと端っこに寄ろう」と気を使って、他人に言われる前に自分からどくのが常識のある人でしょう。 つまり、日本人は人から言われなくても他の人の気持ちを察して行動しますが、欧米人の多くは自分が中心であり、基本的に他人のことは二の次であまり考えていません。これは良い悪いという問題ではなく、「個人主義」というその国の文化なのです。 欧米に渡った日本人が困る事の一つに、自己主張というのがあります。自分が望んでいることをなかなか言い出せないで、他人が気付いてくれるまで黙っている現象です(しばらく気付いてくれないか、全く気付いてもらえませんが…)。 そこで、欧米ではどうしたらよいか? 自己主張するしかありません。相手が自分の気持ちを察してくれないのなら、自分が思ったことをハッキリ相手に伝える必要があります。 本当にささいな事でも言わないと相手に気持ちが通じないことを覚えておいてください。これを知らないと「この人は何で私のことを理解してくれないんだろう?」と精神的に疲れてきてしまいます。 ※欧米に合わせて、あなたも「他人のことは気にしないで!」というのではないので勘違いしないでください。欧米人のこの考え方は、私は良い事だと思いません。「人の心を察する文化」はとても良い文化です。私達は欧米人ではなく日本人なのですから、日本の心を忘れないでくださいね。 自分のことは自分でやること!当たり前のように聞こえるかもしれませんが、実は日本人、世界的に見るとこの意識が非常に劣っているんです。日本では「お客様は神様」的な考え方があるため、多少わがままな要望に対しても笑顔で応対するなど、サービスにおいてきめ細かで確実です。さらにお互いのサービスを競争しあって過剰とも言えるサービスが日本での常識になっていますから、普段日本で生活をしていると「それをしてもらうのは当たり前」という意識が根付いてしまっています。また、日本人は人を当てにし過ぎるせいで、「自己責任」の認識も世界的なレベルで低いと言えます。 それに対して欧米はお客さんと売り手は対等な立場であり、お客のわがままは許されません。 その他にも、日本は「他人を意識する考え方が強い」という素晴らしい思想があるのに対して、欧米は「徹底した個人主義で、他人よりも自分」という、考え方の違いも有ります。 とにかく、欧米では人を頼りにしないように。自分のことは自分で調べる・実行する。これが全てです。 |
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