ハネムーンにおすすめの新婚旅行人気ツアーはどんなツアー? 新婚旅行はどんなプランの立て方をすればいいの?
大事な思い出になる一度っきりの新婚旅行だけに、色々と悩むところだと思いますが、新婚旅行ならではというか、通常のツアー選びと異なる選び方のポイント、パスポートについて、知っていると得をする?申込みに関する予備知識をご案内します。
新婚旅行ならではのおすすめプラン
新婚旅行は極力、二人でリラックスできる時間を多めに取れるプランがいいと思います。
つまり、こんなプランがおすすめです。
「忙しいぐらい色々と詰め込んだ、はりきった観光プラン」 ではなく、
「ゆとりを持ったリラックスできる時間が多いプラン」
なぜなら、観光名所を次から次へと見て回るような忙しい旅行は通常の観光旅行であって、新婚旅行ではなくても、いつでも出来るごく普通の旅行のスタイルだからです。
また、慣れない土地で過密スケジュールは大変疲れるので、ささいな事で喧嘩してしまう原因にも。
だったら、普通の海外旅行ではなく新婚旅行ならではの特別な旅行にしたくありませんか? 例えば、こんなプランはいかがでしょう?
午後は街にでかけて観光とショッピングをそこそこにして軽めのランチ。ちょっと疲れたかなと思ったらカフェでデザートを食べながらティータイム。
夕方前にはホテルに戻って疲れを癒し、エステを楽しんだりと至福のひと時。夜はちょっと着飾ってホテルのオシャレなレストランでちょっと贅沢なディナータイム。その後はバーでお酒を飲みながらくつろぎの時間。こんな時間の過ごし方、憧れませんか? 通常の旅行ではなかなか実現できない、新婚旅行ならではのゆったりとした極上のバカンスを楽しむのもおすすめです。
ただ、お仕事によっては「新婚旅行じゃないと8日間ぐらいまとまったお休みが取れない」という方もいらっしゃるでしょう。そういう方は、新婚旅行というチャンスを利用し、忙しくなるのを覚悟でヨーロッパ周遊のツアーに行かれるのも一つの選択だと思います。ヨーロッパは最低8日間必要なので、この機会を逃すと退職するまでヨーロッパはお預けということになりかねません。
上記のような極上リゾートの滞在はアジア・ビーチで4日間でも可能です。それくらいなら年に一度、連休が取れるという方も多いと思うので、別の機会に行くこともできます。
新婚旅行のツアー選びのポイント
普通の海外旅行とは違う、新婚旅行ならではのツアー選びのポイントご紹介します。
- リゾート地はホテル選びが最重要!
- リゾート地はホテル選びがハネムーン成功の5割を占めると思ってください。ケチらずにグレードの高いホテルを選びましょう。おすすめは小規模〜中規模の高級ホテル。
巨大ホテルは5つ星でもおすすめは出来ません。大きすぎて移動が大変だったり、ホスピタリティなど、スタッフの目が行き届いていないことが多々あります。何より、宿泊客が多いのでのんびりできないことが多いです。 - 中級ブランド以上のツアーを選ぶこと!
- 旅行会社によっては格安ツアーや高級ツアーなどツアーの質でブランド分けをしていることが多々あります(JTBなら高級〜中級ブランドの「ルックJTB」と格安ブランドの「旅物語」といった具合)。そういった旅行会社の場合、中級ブランド以上のツアーを選ぶことをおすすめします。理由はゆとりのある行程であることが多く、ホテルも4〜5つ星であるため、新婚旅行にふさわしい、質が良いツアーを実感できること。
予算が許すならば、格安ツアーのブランド(例えば阪急トラピックスなど)は使わないことをおすすめします。 - ホテルのアップグレードプランに注目!
- ヨーロッパのような周遊ツアーでは最後の都市で連泊をすることが多いですが、ホテルのアップグレードプランがあるならツアーの最後のホテルをアップグレードすることをおすすめします。ツアーの最後のホテルが3つ星程度では新婚旅行として全体が締まらず、最後が良いホテルだと新婚旅行の印象が良いものになります。
- ツアーの最小催行人数をチェックしよう!
- 最小催行人数が20名を超えるようなツアーは避けたほうが賢明です。催行するかの不明もあるし、催行しても大人数では新婚旅行の雰囲気が薄れてしまいます。
- お互いが海外旅行に不慣れな場合の新婚旅行選び
- 添乗員同行ツアー、又は、現地の日本人スタッフが多く日本語に不自由しないハワイやグアム、オーストラリアがおすすめ。 見るからに新婚の旦那さんが現地であたふたしている姿は、とっても頼りない姿に見えてしまい、旦那さんの株が大暴落する要因になります。実際、「新婚旅行で旦那に幻滅した」という奥様の意見は意外と多いです。
- ハネムーン専用ツアーは確実で間違いは無いが…
- ハネムーン向けツアーは値段が高いですが、ツアー選びでハズレが少なく確実。また、飛行機の隣席確約のツアーが多いのも特徴。 ただ、基本的な内容がほぼ同じの一般ツアーと比較すると、新婚旅行らしい特典が付いているか、付いていないかの違いだけでビックリするほどの料金差があることも多い(特にリゾートのツアーに多い)。
同じような内容の一般向けのツアーを探して比較してみることをおすすめします。
新婚旅行の申し込み時期について
遅くとも新婚旅行の2〜3ヶ月前には申し込みをすることをおすすめします。
特に、リゾートなど島に行く場合は、飛行機が小型機や中型機が多いため、当然ジャンボ(B747)と比較して圧倒的に座席数が少ないうえ、目的地によっては週2〜4便しか飛ばないことも。そのため、ホテルの客室は空いていても、飛行機の座席がすぐに満席になってしまうのです。
その他、ベストシーズンや人気ホテル、又は人気のお部屋(特に水上コテージ)は客室数が少ないためすぐに埋まるので、なるべく早めに申し込みをすることをおすすめします。
参考: 一般的なツアーパンフレットの発行時期
- 4〜9月出発のツアー(上期商品):2月上旬頃〜
- 10〜3月出発のツアー(下期商品):7月下旬頃〜
ツアーパンフレットが出る前はツアー料金が確定していないので申し込むことはできず、インターネット申込みでも同じです。もしパンフレットが出ていない時期であれば、いつ発行されるかを問い合わせてみるといいと思います。
パスポートの申請・旧姓など氏名について
結婚をすると女性は名字が変わるため、新婚旅行の際の女性側のパスポートの名前表記をどうするか? 又は、新姓と旧姓のどちらで新婚旅行を申し込もうか?と悩む方は多いと思います。下記にいろいろとご紹介していきますが、その前に、最も重要な氏名に関する決まり事(国際航空運送約款)が下記。どんな事情が有れ、これが大原則となります。
アルファベット1文字でも違えば飛行機に乗れません。
つまり、新姓でも旧姓でもパスポートと航空券の名前が同じであればOKということです。ただ、ツアーに参加の場合は新婚旅行前にパスポートの氏名変更、又はパスポートを取り直すことをおすすめします。
理由は、飛行機の座席は 同じ名字だと座席が隣同士になる確率が高い ためです。特に、添乗員付きのツアーや最小催行人数が10名以上などの団体ツアーの場合、その傾向が強いのです。
また、早く空港に行けば隣同士になれるとは限らず(団体ツアー用の航空券は最も優先順位が低く融通が利かないこと、団体用の席は事前に決められているため席の変更ができないため)、当日の席の空き次第。満席の時は変更ができない事も多々あります。
ただし、ツアーであっても隣の座席確約プランや、個人で航空券を手配している場合は事前に座席をリクエスト出来るため(格安航空券では出来ない事も有り)その心配はいりません。
- パスポートの氏名の訂正、又はパスポートの新規・再取得申請
新婚旅行に向けて、パスポート氏名の訂正申請又は取り直す際は、遅くてもパスポートが必要になる日(旅行出発日、又は旅行会社が提示を求めている期日)の1ヶ月前には婚姻届を出しましょう。
流れですが、まず最初に婚姻届を提出し、受理されてから約2週間ほどで通知が届きます。その後、新姓のパスポート申請をすることになります。この流れは新規取得の場合も既存のパスポートの氏名変更の場合も同じで、申請してから受取まで一般的に6日間、地域によっては9日間かかる場合もあります。
尚、既存のパスポートの氏名変更の場合、既存のパスポートは失効し、新しいパスポートを取得することになるため、旅券番号が変わります。この場合、手数料は6,000円なので新規にパスポートを取得するよりも安くなりますが、有効期間満了日は元のパスポートと同じままです。ですので、有効期間が残り少ない場合は、新規にパスポートを取得した方が良いかもしれません。
また、婚姻届に不備(意外と多いです)がある場合は受理されず訂正に時間がかかるため、時間に余裕を持って婚姻届を提出しておくと安心です。
尚、2014年3月20日に旅券法の一部が改正され、以前は既存のパスポートの氏名だけを訂正(つまりパスポートも旅券番号も変わらない)が出来ましたが、現在は「記載事項の訂正」が出来なくなりました。- 結婚式直後に海外ハネムーンへ行く場合 ・ 入籍後に旧姓のまま海外に行かれる方
「結婚式を挙げたその日に婚姻届を提出し、翌日に新婚旅行で海外へ出発!」又は、「婚姻届を提出して1週間後に新婚旅行に出発」 このような予定を立てている方は、新婚旅行の申し込みの名前は 必ず旧姓 で申し込みをして下さい。
理由は、パスポートの名前と航空券の名前は、必ず同じでなければいけないからです。しかし、「新婚旅行の出発時は名前が新姓に変わってるけど、旧姓のパスポートのままでいいの?」 という疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれません。確かに、「旅券法」では、パスポートの氏名は戸籍と同じ名前でなければならないと規定されています。しかし、「婚姻届を提出してすぐに新婚旅行で海外へ出発!」という場合は、事実上、氏名を変更する手続きが間に合いません。
そこで、当サイトが外務省領事局旅券課に取材を申し入れたところ、『 正当又は合理的な理由がある場合は、旧姓のパスポートのまま海外旅行に行ってもよく、旅券法違反には当たらない 』という回答を頂きました。ただし、帰国後速やかに氏名訂正の手続きが必要との事です。
ただ、現地で何かトラブルになった場合、パスポートの氏名と戸籍の名前が違うため、トラブル処理の手続きが複雑化し、面倒なことになる可能性は十分にあります。尚、婚姻届を提出して受理されてから、海外新婚旅行へ行くまでに十分な時間(1ヶ月以上)がある場合は、氏名変更をしたパスポートで海外旅行へ行くことを強くおすすめします。
氏名が変ってから随分と時間が経っているにも関わらず、旧姓のまま海外旅行へ行っているという人が稀にいるようですが、明らかな「違法行為」です。何か問題が起きた場合も弁解の余地もありませんので、必ず氏名訂正をしたパスポートで海外旅行へ出掛けましょう。
知らないと損をする? 新婚旅行の予備知識
- クレジットカードの名前とパスポートの名前
奥様のクレジットカードでお買い物をする場合、お店によっては(特にブランドショップなど)パスポートの提示を求められることがあります。本人確認のためや、免税手続き上提示を求めることがあるのですが、その際、クレジットカードの名前とパスポートの名前が違う場合、店員さんは追記のページ(名字変更をしたことが記載されているページ)に気づかないことがあるので、自分から追記のページを開いて店員さんに提示した方が、事がスムーズです。
もし、新姓でクレジットカードを作っているのにパスポートが旧姓表示のみという場合、逆に、パスポートを新姓で取り直した方で、クレジットカードは旧姓という場合は、トラブル を避けるためにも、クレジットカードでは免税が絡むお買い物はしない方が無難です。(追記ページで名字の変更をした場合は、旧姓と新姓の確認が出来るため問題なし)パスポートの名前とクレジットカードの名前に相違がある場合、他人のクレジットカードを不正使用している疑いがかけられる恐れ有り。
- お土産
新婚旅行で誰もが悩む事の一つにお土産の問題があります。とにかくいつもの旅行以上に数が必要になる事が一般的で、家族、会社の上司、同僚、友人、知人などなど、平均予算はなんと11万円(ゼクシィ結婚トレンド調査2012)。結婚の報告やお祝い返しの意味も含ませたお土産にしているカップル多いため、量や金額が増えているようです。
せっかくの新婚旅行の大事な時間をお土産選びに費やすことほど、もったいない話はありませんし、買い物に時間がかかりすぎて疲れ果て、喧嘩になってしまったという方も少なくないのです…。そこで、おすすめするのが 日本申し込みのお土産宅配サービス です。お土産リストを持参する必要も無ければ、お土産探しで無駄な時間と労力を費やすことも無く、お土産を何十個も持ち運びする必要がないので本当に楽です。
- 旅行を申し込む時に言うべきこと
申し込まれるツアーがハネムーン専用のツアーならあえて言う必要はないですが、通常のツアーを申し込む際は必ず「新婚旅行です!」と申告してみてください。
旅行会社や宿泊ホテルにもよりますが、特別な ”おまけ” が付く事が多々あります。ちなみに、新婚旅行の2〜3ヶ月前には申し込みをすることをおすすめします。
また、個人でホテルを予約される場合も、追記でハネムーンであることを記載しておきましょう。 - 最少催行人員
2名催行ならお二人が申し込みをした時点でツアー出発確定になるので問題ありませんが、10名以上などの場合はその人数に達しないとツアーがキャンセルになってしまいます。出発の1ヶ月前で催行が決定していない場合は旅行の申し込み店で催行の見通しを確認し、催行が怪しいようなら催行確定しているツアーか、2名催行のツアーに切り替えることをおすすめします。
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