個人で海外旅行をする際に大活躍するのがレンタカー。特に車社会のアメリカ(ハワイも含め)やヨーロッパの地方都市では公共の交通機関が発達していない地域が多いのでレンタカーが最適です。
自分のペースで気ままに旅が楽しめるのもレンタカーの最大の魅力! 人数がいれば料金が格安なのも魅力です。荷物が多くなる子連れの家族旅行や、重い荷物も持ち運びが楽なのでシニアの方にもおすすめ!
左ハンドルや交通ルールの違い、言葉や道の不安など初めての方は心配事が多いと思いますが、事前に下調べをしておけば大丈夫です!
目次
大手海外レンタカーを安く予約できるおすすめサイト
60,000以上の地域で900社のレンタカー会社を比較できる Rentalcars.com という海外レンタカー検索サイトです。下記から料金比較してみて下さい。本当に安いです。
この海外レンタカー予約サイトは世界160ヶ国、取扱件数が年間800万件以上という世界最大のレンタカー予約サイトで、本社はイギリスにありますが日本語サポートもしっかりあります。日本では知名度が高くないですが、料金の安さと簡単な予約方法のため世界中でリピーターが多い人気のレンタカー予約サイトです。
Rentalcars.comで海外レンタカーの予約から現地で車を借りるまでの流れ
- 上記検索窓で必要情報を選択し、「検索」をクリック
- 希望の車の「予約に進む」をクリック
- レンタカー詳細、レビュー、重要な情報を確認し、カーナビやチャイルドシートなどのオプション希望があれば選択して「予約に進む」
- ドライバーの名前、メール、電話番号を記入して「予約」
- クレジットカード情報を記入して「予約」をクリック
- レンタカーの予約確定のメールが届く(現地レンタカー会社名の記載有り)
- 現地レンタカー営業所にて必要書類を提示(予約確認書・日本の免許証と国際免許証・ドライバー名義のクレジットカード、パスポートなど)。搭乗者保険(PAI 任意保険)に加入したい場合はその旨を伝える。
- レンタル同意書にご署名
- 車をピックアップ
この海外レンタカー予約サイトの最大の特徴は、『レンタカー料金が格安で予約も簡単』 なことで、例えばアメリカでは最安価格がなんと2500円以下/1日からととにかく安いです。しかも取扱いレンタカー会社はハーツ、ダラー、バジェット、エイビス、アラモ、ヨーロッパカーなど大手レンタカー会社ばかりで、一括で世界中の大手レンタカー会社を同時に検索&料金比較をして最安値の料金を表示してくれるので大変便利。しかも、各レンタカー会社の公式サイトから申し込むよりも安いのはとても嬉しいですね。
また、サポートも日本語で対応してくれるので何かあった場合も安心だと思います。
Rentalcars.comで予約する場合の保険について
海外レンタカーを利用する際に最も気になることの一つに各種保険があると思います。そこで、海外レンタカーの保険事情やRentalcars.comでの各種保険についてご紹介しておきます。
Rentalcars.comのレンタル料金に標準で含まれている保険(レンタカー会社が補償する保険)
- 自車両損害補償保険
- レンタカー盗難保険
ヨーロッパでは下記保険も含まれており、アメリカでは州によって強制で含まれますが州によっては強制ではないため含まれていません。
- 強制対人対物保険(第三者 損害賠償保険 TPL、LP、PP)
Rentalcars.comのレンタル料金に標準で含まれている保険はレンタカー詳細のページにある「重要な情報」の下にある「ご利用規約」という小さなリンクをクリックすると表示されます。非常にわかりにくいので見逃しそうですが、何の保険が含まれているのかしっかり確認しましょう。
ヨーロッパでレンタカーを借りる場合の保険事情
ヨーロッパのレンタカー会社で標準で含まれている強制対人対物保険は限度額が高いため、追加の保険に入らなくてもそれなりに安心できる一方、自車両損害補償保険(CDW)は補償額が最小限であることが多く、免責額(=自己負担額)が高額であることが多々あります。例えば、ヨーロッパのCDWには、窓ガラス、ホイール、タイヤ、ミラー、ルーフ、エンジン、バッテリーなどは補償対象外となっており、これらの修理代は全額自己負担となってしまいます。
アメリカでレンタカーを借りる場合の保険事情
アメリカでの自車両損害補償保険(CDW又はLDW)は部品による区分けは無く車両全般的な修理費用が補償対象で免責0という手厚い内容であることが一般的です。しかし、アメリカでは対人対物保険である損害賠償保険(TPL、LP、PP)が州によって強制であったり強制では無かったりします。カリフォルニア州やニューヨーク州のように強制である州ではレンタカー料金に必ず含まれていますが、全米のうち強制である州は少なく、強制ではない州でのレンタカー料金には含まれていないことが多いです。
ご自身が借りるプランに損害賠償保険が含まれていない場合は、レンタカー会社の営業所にて追加自動車損害賠償保険(LIS、SLI、EP)に必ず加入するようにしましょう。また、損害賠償保険が含まれている場合でも、アメリカの損害賠償保険はヨーロッパと違って限度額が低く、万一人身事故を起こした場合は保証しきれないケースは少なくないです。そのため、出来る限り追加自動車損害賠償保険に加入することをおすすめします。
尚、こういった国、又は州による保険事情の違いはどのレンタカー会社でも同じことで、Rentalcars.comに限った話ではありません。
その他、レンタカー会社の補償ではなく、Rentalcars.comが保障する「フル・プロテクション」という追加補償プランがあり、非常に手厚い内容になっています。
- 自車両損害補償保険(レンタカー会社の保険でカバーされない車両損傷の修理費)
- レンタカー盗難保険(盗難保険の免責金額が上限)
- ロードサポート(レッカー料金、鍵の紛失の場合の鍵交換費用、車からの締め出し対応費用、バッテリー交換費など)
- 営業保証料(車両修理中のレンタカー会社の逸失利益)
特にヨーロッパの自車両損害補償保険(CDW)は免責額が高いことが多いうえに補償対象外の項目が多く、アメリカでは道路の状態が悪いことが多々あるためバーストなどでレッカーが必要になるケースは珍しくは無いです。そのためフル・プロテクションの安心感はかなり高いです。
■保険金の請求方法
万一事故を起こした場合は、まず自分で支払います。そしてかかった費用をRentalcars.comに請求すると、一旦自分が支払った金額がRentalcars.comより支払われます。
海外レンタカーの契約に関する注意点
海外レンタカー関連でよくある事例に、保険の二重加入 があります。例えば、Rentalcars.comでフル・プロテクションの保険に加入したにも関わらず、現地レンタカー営業所に行った際に再度保険の勧誘を受けて営業所でも保険に入ったものの、実はRentalcars.comで加入したフル・プロテクションと同等の補償内容だったという事例が実際にいくつも報告されています。
何故こういうことが起こるか? 理由は簡単です。フル・プロテクションはRentalcars.com独自の保険ですからレンタカー会社は無関係です。そのため、レンタカー予約者がフル・プロテクションに加入しているかどうかという情報はレンタカー会社には伝わっていません。ついでに言うと、現地レンタカー営業所のスタッフは他社の保険であるフル・プロテクションの補償内容を知りません。そのため、現地レンタカー営業所では追加の保険の勧誘が始まるのです。しかも、レンタカー会社にとって保険は大きな利益になるためレンタカー営業所によってはかなり押しが強い勧誘をされることがあります。そして語学の問題や大人しい日本人はその勢いに押されてサインしてしまうと…。
Rentalcars.comのフル・プロテクションに加入しているなら、現地レンタカー営業所でその他の保険に入る必要はありません。そのくらい手厚い補償内容です。
ただし、アメリカでは上記「アメリカの保険事情」の説明のとおり、追加自動車損害賠償保険(LIS、SLI、EP)の加入は強くおすすめします。
その他、現地レンタカー営業所で言葉がよくわからず相手に言われるままにカード支払いのサインをしたら不要なオプションを付けられていたという事例もあります。現地でサインを要求されたら、サインの前に何のためのサインなのか? 費用の内訳の書面を見せてもらうなどしっかり主張することが重要です。また、ネット予約した補償・付帯内容はしっかり把握しておきましょう。
海外レンタカーの保険の主な種類
- 自動車損害賠償保険(TPL、LP、PP、LI) - 強制保険
- 対人・対物を補償する最低限入っておくべき保険。一般的にレンタカー契約時に自動的に付いてくることが多いですが、アメリカでは州によって強制ではないため付いていない場合があります。
- 追加自動車損害賠償保険(LIS、SLI、EP、ALI) - 任意保険
- LPの補償額を引き上げる保険。アメリカでは強制保険の補償額が低いため、それを補う役割があります。任意ですが最低限入っておくべき保険です。
- 自車両損害補償制度(LDW、CDW) - 任意保険
- 衝突、当て逃げなどよって車両が破損した場合に、支払いを免除する保険。この手の事故は発生頻度が高めなので、出来る限り加入をおすすめします。
- 搭乗者傷害保険および携行品保険(PAI、PAE、PPP) - 任意保険
- ドライバーや同乗者がケガをした際の治療費を負担、車内の所持品が盗難や破損した場合の保険。通常この2つの保険が1セットのことが多い。この保障については海外旅行保険で保障されることが一般的であるため、海外旅行保険に別途加入している方は、被っていないか要確認。
- レンタカー盗難保険(TP) - 任意保険
- レンタカーが盗まれた場合に免責される保険です。特にヨーロッパで車を借りる方は加入推奨です。
海外レンタカーの旅で役立つ情報
- Driving directions - MapQuest
アメリカとカナダ、ヨーロッパの主要国のみに限られますが、ドライブルートの地図が大きくて詳細なため大変見やすいです。最短距離 or 最短時間でのドライブルートが選べ高速道路や有料道路を除外することも可能。更に、アメリカ・カナダのみのサービスですが、燃費を入力すればガソリン代金まで知ることが可能で、ストリートビューによる360度画像も見ることが出来ます。
- AAA TRIPTIK
アメリカ自動車協会(AAA)のサイトで、アメリカ、カナダのドライブルート検索が出来ます。目的地を複数設定できるので周遊コースの作成も可能で、ドライブルートはPDFで出力することが可能。ハイウェイのExits番号表示、ガソリンスタンドの場所とガソリン料金、トラフィック情報、トイレの場所などを確認できます。また、長距離ドライブの場合は途中何時間おきに休憩したいかを設定すると最適な場所を表示する機能もあり大変便利です。
- AA Route Planner
イギリス自動車協会(AA)のサイトで、イギリス国内のドライブルートを検索できます。道路工事、駐車場情報も地図上に表示でき、高速道路の道案内では道路標識も表示されてどの表示の方向に進めばよいか教えてくれるためわかりやすいです。ただし、日本からWebサイトの閲覧はできません。
- 海外レンタカー・ドライブ情報
アメリカ、ヨーロッパ、オセアニアをドライブするための基本情報からドライブコースまで、役立つコンテンツが豊富。特にハワイのレンタカー・ドライブ情報は充実しており、とても役立つ。
- 海外での運転アドバイス
海外でレンタカーを借りる際の注意点やアメリカ、オーストラリア、ヨーロッパ(イギリス、フランス、ドイツ)での運転のポイントを紹介しています。
- 世界各国のチャイルドシート使用義務 一覧
シートベルト着用とチャイルドシートの使用義務の有無、基準が紹介されています。