長距離バスでシェムリアップへ! バックパッカーの旅
ゲストハウス情報や長距離バスについてのおすすめ情報など。
バックパッカーの旅3日目、プノンペンから長距離バスでシェムリアップへ移動します。
初めてでも出来るバックパッカーの旅 目次
- バックパッカーの魅力。そして旅が始まる!
- プノンペンから長距離バスでシェムリアップへ移動
- アンコールワット1日観光
- カンボジアからラオスへ。陸路での国境越え!
- ラオス南部の秘境! デット島を歩く
- デット島からパクセへ移動
- 世界遺産 ワット・プー、そして空路ルアンパバーンへ!
- 世界遺産 ルアンパバーンの托鉢 伝統文化を肌で感じる
- ラオスの首都 ヴィエンチャンへ移動
- 夜行列車で国境越え、そして旅の最終目的地 バンコクへ!
- バックパッカーの聖地 バンコクを歩く
- バックパッカーの旅13日間の予算と準備について
バックパッカーをするなら必須! 後回しにすると忘れやすいのでお早めに!
3日目 長距離バスでシェムリアップへ!
ゲストハウスから歩いて4分程でバス会社のオフィスに到着。今日これから乗るバスはここから7時45分に出発です。
一般的には1つの大きなバスターミナルから複数バス会社が各方面に乗り入れてるというのがアジアでも欧米でも常識なわけですが、プノンペンでは随分と事情が違い、バス会社のオフィス前発着なんです。つまり、バス会社ごとに発着場所は違います。
チケットはプノンペンに到着した日にゲストハウスで購入しておいたので、オフィスでチケットを見せてどのバスに乗ればいいか確認。バックパックを積み込んでもらい乗車します。
今回利用したバス会社は Giant ibis で、数あるバス会社の中でもラグジュアリーを売りにした最高ランクのバス会社です。
チケットはシェムリアップまで16ドル。格安バス会社なら8ドルからあるので結構高めです。ただ、バスドライバーは2名体制で安全、車内は綺麗でお水1本&スナックサービス、エアコン、フリーWi-Fi、車内電源完備、更に英語が話せる女性アテンドが同行ということで値段相応かな。実際とっても快適だったのでおすすめですよ。
バスは韓国製ですが、これでもカンボジアではめちゃ綺麗で快適なバスなんです。バスは10分遅れで出発。この国で10分遅れっていうのはほぼ定刻だね。
車内は綺麗で快適でした。一応指定席だけど、空席が多かったかな。客層はほぼ外国人バックパッカーで、生活にゆとりありそうな地元の人が数人程度。
プノンペンを出発して1時間ほどで15分のトイレ休憩。ちょっとした雑貨類と軽食+カフェが入った小奇麗な店舗ですね。
僕はいつも朝必ずコーヒーを飲むんだけど、今日はまだ飲んでいなくて無性にアイスコーヒーが飲みたくなりここで注文、50セント。カンボジアのアイスコーヒーは練乳がたっぷり入ってるから甘いんだけど、これがとっても美味しくて癖になる♪
ちなみに、プノンペンからシェムリアップまでのトイレ休憩は今回の1回だけでした。
カンボジアのお金事情
ところで、カンボジアではUSドルだけで旅ができると「旅行記1日目」でお伝えしましたが、カンボジアで流通しているドルは紙幣だけです。じゃあ、ドルで払った時のお釣はどうなるかというと、リエルで返ってくるんです。基本的にカンボジアではどのお店でも下記レートでドルとリエルを換算しています。
1ドル=4000リエル
例えば、今回トイレ休憩で頼んだアイスコーヒーが50セントで、1ドル渡して返ってきたお釣は2000リエルでした。ということで、「お釣が溜まってくる=リエルが増える」ことになるので、積極的にリエルを使うようにして旅の終わりでリエルを残さないようにしましょう。もし余ったらカンボジア内に限り、リエルからドルへの両替は可能です(レートが悪いので使い切った方が賢いです)。尚、カンボジアを一歩でも出てしまうとリエルは一切両替が出来ないのでご注意。リエルは紙くずと化します…(信用度の低い通貨はどの国でも同じですね)。
リエルを使うコツですが、例えば1.5ドルを支払う時に、1ドル+2000リエルで払ったり、5ドルの支払いなら4ドル+4000リエルで支払うのもOK。また、6000リエルという値札なら2000リエル+1ドルという払い方でもOK。
ちなみに、町中の両替屋では1ドルを4050リエルとかで両替できたりするので、ドルからリエルに両替した方が若干得ですが、1ドルあたり50リエルの得です…。わかりやすく書けば、1ドルで0.03円の得です(笑)
リエルは単位が大きいので多額のドルを両替するととんでもない数字になるので、両替をごまかされるリスクもあるし、僕はおすすめしません。おとなしくドル+リエルで支払いましょう。
そして再びバスが出発して1時間40分ほど走り、今度はランチ休憩。只今の時間は11時。随分早いけどここで食べないとお昼が食べられなくなりそうだからここで昼食。ご飯ものなら5ドル程度、麺類なら3ドルほどです。まぁ、ちょっと高めな感じだね。
学食みたいにイスとテーブルが並んだ食堂で、ここで1時間ほど昼食タイム。英語メニューもありました。後から西洋人ツアー客の大型バスが入ってきて一気に込み合う…。
「フライドヌードル」を頼んで出てきたのがコレ。トマトベースのソースでちょっと西洋風にアレンジ? 普通にカンボジアスタイルを食べたかったんだけどな。ちなみに4ドル。ちょっと高いけど場所柄しかたないね…。
昼食を食べ終えて出発。プノンペンを出て4時間くらい経ったかな。シェムリアップまであと2時間くらいだから随分と郊外まで来たけど、想像以上に道路が整備されてて驚いた。カンボジアが確実に経済発展してることを実感するよね。
道路整備って経済成長が凄く現れる部分だし。道の状態が悪いと流通に支障をきたすからね。
舗装もかなり綺麗。見た感じ舗装してまだ新しそう。段差も無くて振動もほとんどなかったので快適だった。
東南アジアじゃあ珍しくもなんともない日常風景だけど、法整備とか人々の安全意識が変わるには、まだまだ時間がかかりそうだね。
シェムリアップに到着!
プノンペンを出て約6時間半、シェムリアップに14時10分到着。やっと着いた!
このバスターミナルは Giant ibis 専用のバスターミナルでセキュリティーもしっかりしてます。最高ランクのバスはこういうところも違うんだね。バックパックを受け取りターミナルの外へ出ると、トゥクトゥクが数台客待ちをしてる。
今回予約をしたシェムリアップのゲストハウスは無料でバスターミナルから送迎してくれるということだったから、バスのチケットを買った日にメールでバス会社を伝えておいたんだけど、お迎えがいない…。まぁ、定刻より若干早く到着したようなのでとりえず待つことにしよう…。
そして5分後、客待ちしてるトゥクトゥクのドライバーが「迎えが来ないんなら乗ってくか?」と声をかけてきたので、もう少し待ってみると断るとその5分後、お迎えのトゥクトゥクが来ました!! とりあえず一安心。
トゥクトゥクでゲストハウスへ。バスターミナルが町の中心から少し離れてるようで、周辺の景色はとってものんびり。
町の中心部に入ると景色は一変。高級ホテルが立ち並び交通量も凄い。これを見た瞬間、アンコールワットがもたらす経済効果を凄く感じた。
ゲストハウスのロビー
15分程でゲストハウスに到着してチェックイン。
ここは Relax & Resort というゲストハウスで、宿泊客の9割が日本人という有名な日本人宿。そのため片言の日本語を話すスタッフがいたり、旅仲間にも出会いやすく、スタッフも親切だと評判の良いゲストハウスです。
さすが評判が良いだけあり、想像以上に小奇麗でいい感じ!
場所はシェムリアップの中心部から少し離れてるけど、この町はアンコールワットの観光がメインなので町中心部で寝泊まりする必要性は無く、町中心部に行きたければトゥクトゥクで簡単に行けるので特に問題は無いと思う。
ゲストハウスの詳細&予約は下記参照
Relax & Resort
今回泊まったお部屋がここ。広い!
このゲストハウスはドミトリー(共同部屋)は無く、全て個室ですが、シングルで1泊9ドルという安さ!(時期により変動) しかも朝食付きで無料Wi-Fi、エアコン完備、トイレ・シャワーも部屋備え付けです。ゲストハウスってトイレ・シャワーは共同で部屋の外にあることが普通なので、この値段でこの内容はかなり良いです。しかも、洗濯も無料でやってくれます。これは嬉しい。
今回は宿泊者も少なかったこともあり、3人部屋を1人で使わせてくれました。値段も9ドルですよ!
荷物を部屋に置き、明後日のラオス行きバスチケットを扱っているかゲストハウスのスタッフに聞くとここでは扱いが無いというので、どこでチケットが買えるか聞き、教えてもらった旅行代理店にトゥクトゥクで行ってきました。ちなみに町中心部にある旅行代理店まで片道10分程、往復3ドルで行ってくれました。
無事ラオス行きバスチケットを購入。25ドルでした。これで、とりあえず一安心!
このチケットについて散々ネットで調べたんだけど全く情報が無かっただけに、このチケットのことがずっと頭から離れなかったんだよ。これを買わないことにはラオスに行けないからね。これで明日は何の心配も無くアンコールワット観光に集中できます^^
おすすめのマーケット プサー・ルーをご紹介!
チケットを購入して一旦ゲストハウスに戻り、歩いて7分ほどの場所にある プサー・ルー に行ってみました。
ここはシェムリアップで最大の市場で、ここを見ればカンボジア人の暮らしがわかるほど、いろんな風景を見ることができる興味深い場所でした。ここはおすすめ。とにかく広いので早足で見ても30分〜1時間くらいかかるかな。
ちなみに、「プサー・ルー」はクメール語で市場という意味なので、「プサールー・マーケット」という呼び方はせず、シェムリアップで「プサー・ルー」と言えばこの市場を指します。
場所はシェムリアップ中心部から少し離れててトゥクトゥクで10分程度かかるので、観光客は本当に少ないです。
ちなみに、お土産になるようなものは全く無い感じ。完全に庶民のための市場だね。
市場の周囲には軽食を食べられるお店がいっぱい。値段も庶民価格なので超安い。火を通した食べ物なら大丈夫だと思う。絶対とは言わないけど(笑)
建物の外側にも市場が広がってます。
市場はただ売るだけの場所ではなく生活の場でもある。
ベトナムと同様、フランスの植民地化の影響が良くわかる庶民の食べ物と言えばフランスパン。深煎りのコーヒーなんかもそうだよね。
市場はそこで働く親の子供たちの遊び場でもあったり。
蒸し暑い野外で数時間も晒されるお肉とかマジか…。
オールドマーケットとプサー・ルーの違いは?
シェムリアップで有名な名所と言えばオールドマーケットがありますが、2つの市場を比較するとこんな感じです。
オールドマーケット
観光客用のお土産探しをするためのマーケットで、ここに来れば確実にカンボジアらしいお土産が買える。女子受けする雑貨もたくさんある。また、食品や屋台もあるので現地の雰囲気も楽しめる。シェムリアップ中心部に位置していてアクセスも良く、徒歩圏にパブストリートもあるので食事にも便利。
プサー・ルー
100%地元用市場なのでカンボジア人の食文化を知れるだけでなく、外国人観光客はほとんどいないので本当のカンボジアの姿を見ることができる。食料品を中心に生活用品、美容室からネイルサロンまである「何でも市場」なので、ありきたりの観光では物足りない人におすすめ。ただし、お土産になるような物は一切売っていないし、シェムリアップ中心部から少し離れているのでトゥクトゥクの利用は必須。片道3〜4ドル程度。
シェムリアップのおすすめゲストハウス Relax & Resort をご紹介!
プサー・ルーを見終えてゲストハウスに帰ってきました。
せっかくなので、今回宿泊したシェムリアップのゲストハウスを簡単にご紹介しておきますね。
ゲストハウスの詳細&予約
尚、トゥクトゥクやタクシーでゲストハウスへ行く場合、ゲストハウス名を言ってもまず理解してくれないので、ゲストハウスから徒歩1分の場所にある FREEDOM RESTAURANT と言ってみて下さい。そこそこ有名なレストランなので、ここなら知っているドライバーは多いです。
ゲストハウスの外観。
格安のゲストハウスとは思えない立派な建物です。
ゲストハウスの玄関。ここで靴を脱いで中に入るので館内はとっても綺麗。
朝食と夕食はここで食べます。
今日は疲れたので外に食べに行く元気も無く、ゲストハウス内で夕食。
2.50ドルの肉野菜炒めを注文。安い! 味はというと、甘からず、辛からず、かといって美味か…。いやいや、味は普通に満足です(笑)
客室前の廊下。とっても清潔です。ちなみに、かごに洗濯物を入れて朝までに部屋の前に出しておけば、その日の夕方までに仕上げてくれます。
ハンモックがある公共のくつろぎスペース。
食事スペースはこんな感じ。野外席もあります。
ビールを飲んでご機嫌なこのオッサン、このゲストハウスの社長 ヴィサールさんです(笑) 地元の子供たちのために無料の日本語教室を開いていたり、とっても良い人です。で、日本語がペラペラで日本語ガイドもやってます。
ちなみにカンボジアでランナーとして頑張っている猫ひろしさんを現地でバックアップしているのがこのゲストハウスの社長 ヴィサールさんで、猫ひろしさんがカンボジア滞在中に定宿としているのがこのゲストハウスなんです。ということで、運が良ければ?猫ひろしさんに会えるかも(笑) 大半は日本で過ごしているようですけど。
あと、このゲストハウスは日本人バックパッカーが多いので、お互いの都合が合えばアンコールワット観光でトゥクトゥクをシェアするなどして、旅費を節約することも出来たりします。ロビーで旅人を見かけたら声を掛けてみてはいかがでしょう? こういう出会いもバックパッカーの旅の魅力の一つですから^^
明日はアンコールワットを1日で観光します! アンコールワットは見所が多く、かつ分散しているため2日間ほどかけて観光するのが一般的ですが、見所を限定して効率的に回れば1日で観光することも可能です。では、どこをどう観光するのか?をご紹介したいと思います。
アンコールワットを1日で効率よく観光!